(2)減数分裂に特異的な動原体タンパク質の検出

 テッポウユリの花粉母細胞で見出された特異的ヒストン変種を抗原に抗血清を作成し、花粉母細胞を抗体染色したところ、動原体から強い蛍光が得られた。その数はテッポウユリの染色体数24と矛盾がなく、減数分裂に特異的な動原体の挙動をうまく説明できた。すなわち、染色体対合が完了する太糸期にはシグナル数は12に半減し、分離する複糸期には再び24に戻る。この抗血清は胚のう母細胞の動原体も同様に認識する(下図 2)が、体細胞分裂時の動原体は認識しないことから、減数分裂に特異的な動原体タンパク質の存在が強く示唆された。(鈴木温博士:現 国立遺伝学研究所)


1.花粉母細胞
合糸期DAPI像 合糸期抗体染色像
第一分裂前期(合糸期)、(左;DAPI、右;抗体)

太糸期DAPI像 太糸期抗体染色像
第一分裂前期(太糸期)、(左;DAPI、右;抗体)

複糸期DAPI像 複糸期抗体染色像
第一分裂前期(複糸期)、(左;DAPI、右;抗体)

中期DAPI像 中期抗体染色像
第一分裂中期、(左;DAPI、右;抗体)

第一分裂後期
第一分裂後期

2.胚のう母細胞
胚のう母細胞

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