(1)雄性配偶子特異的ヒストンの検出

 テッポウユリの花粉プロトプラストから単離した雄原細胞を元に効率的に雄原核を回収し、そのクロマチンタンパク質(ヒストン)を通常の体細胞核と比較分析したところ、いくつかの雄原核特異的ヒストン変種が見出された。それを抗原に抗血清を得、花粉プロトプラストや花粉管を間接蛍光抗体染色したところ、雄性配偶子核である雄原核と精核のみにから蛍光が得られ、体細胞的な栄養核からは全くシグナルは得られなかった(下図)。このことから、被子植物の雄性配偶子特異的ヒストンの存在が初めて実証された。(上田健治博士:現 秋田県立大学生物資源学部付属植物工学研究所)

透過  DAPI  抗体
花粉透過像 花粉DAPI像 花粉抗体染色像
花粉管透過像 花粉管DAPI像 花粉管抗体染色像
上段;花粉、下段;花粉管
  g;雄原核(生殖核)、s;精核、v;花粉管核(栄養核)

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